8月6日(水)午後、上市町文化研修センター(サンシャイン上市)にて、教育講演会と教育研修会を開催しました。
 例年は別日に行っていた両会を、今年度は同日に実施。教育講演会を基調講演とし、その内容を踏まえた研修会を続けて行うことで、学びをより深めることをねらいました。

 テーマは、令和のとやま型教育推進事業と関連付けた「インクルーシブ教育・多様性」。講師には、シンガー・パーソナリティのCHIKOさんをお招きしました。

 13時30分からの講演会には、上市町立小中学校の教職員102名と、町内の幼・小・中の教育関係者14名、計116名が参加。講演題「オムライスと出会うために ~人生の選択肢を増やす~」をもとに、CHIKOさん自身の体験から感じ、考えてこられたインクルーシブ教育や多様性、そして「自分らしさ」についてお話しいただきました。お話の合間には心に響く歌も披露され、メッセージやその時々の思いが一層参加者に届く、充実の90分間となりました。

 その後、約1時間の教職員による研修会を実施。異なる学校の教員で4~5人のグループを編成し、「自分が担任する学級に、国籍・人種・言語といった特性をもつ児童生徒が在籍した場合、どのような集団づくりを図り、どのような資質・能力・心情を求め、それをどのように育成していくか」という課題について話し合いました。CHIKOさんの講演を受け、課題の難しさを感じながらも、互いの経験をもとに思考を広げ、明日からの実践に結び付く有意義な話し合いとなりました。

 今回は、国籍・人種・言語といった観点からの研修でしたが、教室にいる子供たちは、誰もがそれぞれ異なる特性をもつ一人ひとりです。その一人ひとりを大切にする教育を進めるためにも、今回の講演会や研修会で得た気付きや学びを、今後の教育活動に活かしていってほしいと願っています。

カテゴリー: 研修会